数日間造形に励んでいたアイテムのパテ埋めを開始しました!相変わらず色気のない写真……。
・大阪アイドールの配置が決まりました!
【ブース番号B26 シンクレア民族音楽工房】です。
レイアウト見てみましたが、壁に向かっている感じでしかも端の方なんですね……。
・3Dプリンタ―造形品の積層埋め
例えば500枚入りコピー用紙の束は、0.1mm程度の紙が500枚積み重なることで50㎜厚のブロック状の形をしています。そんな感じで3Dプリンターも1枚1枚の紙の形を作って更に重ねて重ねて……を繰り返すので、端面はどうしてもギザギザになってしまいます。
本なんかは綺麗に縁を裁断するんですけど、それと同様に3Dプリンタ―の造形品も縁(というか外観)をきれいにします。いろんな方法があるのですが、自分はパテ埋めで行っています。他にも薬品を使うという方法もありますね。
・溶きパテづくり
自分がよくやっている積層消しは、ラッカーパテと呼ばれるシンナーに溶かせるパテを使う方法です。ペースト状のラッカーパテを更にシンナーで溶かしたものを「溶きパテ」というのですが、丁度溶きパテが切れていたのでこんな感じのものを作るというのを写真にしてきました。
まず用意するもの、ラッカーパテ(タミヤパテ)とシンナー、あと小瓶。
ペースト状になっているパテをチューブから出して全部入れます。大体20㏄より少ない位入ります。
それから、同量のシンナーを入れます。大体35㏄になるように入れれば容積比1:1ですね。
一気に入れてしまっていますが、シンナーは必要量の半分くらい入れて混ぜて、もう半分入れて混ぜてと何回かに分けた方が混ぜやすいです。
溶いたパテは筆で造形品に塗って使います。溶きパテとは別にペースト状になっている元のパテも用意しておきましょう。
溶きパテは人によってもっと薄めた方がいいという人もいるかもしれません。この辺りは作業のしやすさで決めてくれるといいと思います。なおシンナーが揮発するため基本的には日が経つごとに濃くなっていきます。
これを塗って削って塗って削って、積層跡が消えるまで作業します。とっても大変な作業です。
・ラッカーパテの良い所、悪い所
・良い所
安い
化学反応硬化ではない
エアブラシで吹くことが出来る
模型用シンナー以外の薬品を使わない
・悪い所
乾燥時間がかかる
ヒケが大きい(硬化すると容積がかなり減る)
作業効率が悪い(もっと作業効率のよいパテがたくさんある)
成形色を活かせない
……といった感じで、いい所や悪い所が色々あります。
スピード重視で行けばアルテコC2という瞬間接着剤みたいなモデリングコート剤があり、それとプライマーを併用すればかなりのスピードで作ることが出来ます。ただ50㏄で3000円近くと高く、これは1個だけ急いで作らないといけないとかそういう時に使います。透明なので成形色を活かすことも出来、また強度も上がります。本当はアルテコC2をバンバン使いたい……。
他にも気になる点があって、揮発で硬化するタイプなのでその分ヒケが発生するわけですが、通常のペースト状だと大体半分くらいまで容積が減ります。それを溶きパテで倍に希釈したら、理屈でいえば硬化後のパテの容積は塗ったばかりのものの25%、つまり75%容積が減るということなんですね。つまり4回塗って硬化させてようやく塗った状態と同じ状態。硬化時間も必要なのでとにかく時間がかかります。
結局ラッカーパテを使っている理由としては、
・お金がない
・それに対して時間は割とある
・比較的プラに優しい
・造形物がプラモデルやガレージキットなどに比べて大きく面が広い
・乾燥時間で手が空かない程度には製作量が多い
といった事情があります。あとはれっきとした売り物なので、きちんと品物を見ながら作業したいというのもあります。
そんな感じで、今回は主に作業の話でした。アイドール大阪の配置も決まって、当日に向かってスパートですね!
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