福井でレーザーカッターを借りることが出来ることが出来る場所があり、そこへ来週行ってきます。そこで化繊生地をレーザーで切ることが出来るか試してみる予定です。そのために新しい型紙を作っています。
以前作って販売した時のものは上身頃を上、中、下という変則的な3分割にしました。これはバストラインを可能な限り綺麗にするためだったのですが、複雑な形も一度に切れるのなら1枚でまとめた方がいいのかなと思い、まずは1枚のものを作成です。パネルライン(脇に別パーツの生地が入るもの)も検討したのですが、それだと変則3分割と同じだからやっぱり1枚の方がいいのかなって。
いつも通りの立体裁断で型紙を作成。今回作ったのが写真のものです。赤が縫い線、黒が縫い代線です。レーザーの条件で縫い線に跡だけ付けることが出来れば、縫うのも効率アップなんですけど。レーザーで裁断すると縁が溶けるのでほつれ止め要らずというのが大きなメリットです。
懸念している点としては、溶けた生地が布のしなやかさを阻害しないかということでしょうか。スピードに関しては線で断ち切る分には早いそうです。レーザーで裁断が出来ると本当に助かります。単純に裁断が苦手というのと、ドール用の型紙は小さくてかつかなり複雑なので……。
あと布が切れるカッティングマシンというのもあって、そちらも今当たっている所です。こちらは天然繊維の生地用。レーザーで天然繊維を裁断すると燃え跡が残るそうです(一応実験してきます)。なので裁断が出来るようになるとこちらも楽になります。メイドドレスでいうと綿ブロードのエプロン部分ですね。
というわけで来週のために準備です。型紙を1着分と量産用に各パーツ数着分まとめたもののデータ作成、それからワークになる生地の裁断ですね。