I・Doll West VOL.36 シンクレア民族音楽工房 おしながき


先程宅急便センターへ販売物を持って行きました。台風が来ているので遅延があるかもしれないとのことです。

改めまして、弊ディーラーの販売物について。リンクのあるものはBOOTHのページになります(今は在庫下げてます)。

◆おしながき

9月23日(金祝) I・Doll West VOL.36 @インテックス大阪
出展名:シンクレア民族音楽工房
ブース番号:F36

1/3ドール用 オークのロングスタッフ ¥5000-

1/3ドール用 オークのミディアムスタッフ ¥3500-

●1/3ドール用 オーブ付きロッド(レッド、ブルー) 各¥5000-

●1/3ドール用 槍 ¥3500-

旅人のマント(40㎝ドール用)¥3000-

その他現地販売品がいくつかあります。

◆今後の販売について

長物アイテムについて、10/16のアイドール名古屋終了後にBOOTHあんしんパックでの販売を考えています。
今杖の在庫数が少ないのでアイドール大阪が終わったら改めて材料を切りに行って、またちまちまと削って生産するしていきます。
紙管やフェルトといった梱包材が増えた分価格に跳ね返ってくるのですが、アイドール名古屋までは上記の値段で行く予定です。

◆アイドール大阪が終わったら

名古屋に向けてまたアイテムを作っていきます。上の杖関係を作るのと、あと久し振りに服関係を作れたらと思ってます。
名古屋が思ったらイベントは来年の春まで無いので、それまでは引きこもりですね……。

そんなわけで、当日お会いしましょう!

長物ドールアイテムの販売向け梱包を考えています


以前からずっと悩んでいたのですが、長物のアイテムを発送するというのはかなりの難題です。
下手すると折れるし、配送伝票が貼れないし、形状的に郵送するのもサイズオーバーになったりします(今までは一応定形外でギリギリ対応出来ていました)。
あとはとにかく梱包が大変です。定形外のサイズに合わせるためにはあまり緩衝材を巻くことも出来ず、それを包む袋も無いので紙でラッピングしたりとかなりの時間を手間を掛けて梱包していました。これを1つずつやるのは骨が折れる……


ということで何とか対策を考えています。今の所は画像のような「折込紙管」と呼ばれる梱包材を使うつもりで、両端が潰されて蓋代わりになるようになっています。
これに直接アイテムを入れると振動で中身が傷付いたりする恐れがあるので、フェルトで簡単に縫って袋にしたものを緩衝材としています。これなら大体大丈夫かなといった感じです。アイテムによってフェルトの色は変えるようにしています。

最終的にはBOOTHの「あんしんBOOTHパック」で購入できるようにしようと思っています。そのためには外から見て何が入っているかが分からないといけないので、あとはアイテムのラベルを貼る必要があります。次のアイドール大阪にはこの仕様で持っていくつもりなのですが、発送締切が迫っているのでラベルについては間に合わないかもしれません。

アイドール大阪もあと1週間無いのですが、久し振りに何かを作っていると即売会がもうすぐ始まる感があっていいですね。イベントも2年振りということもあって楽しみです。

ようやく活動再開出来そうです

◆近況

2年間開いてしまいましたがようやく復帰できました。
活動再開に向けて諸々準備中です。

認知症の親を施設に預けることが出来て介護が一区切りしたと思ったら
介護施設代を稼がないといけなくなってパートで働くことになり、
慣れない仕事と冬の辛さで人の顔が分からなくなる位頭が変なことになって
何とか動けるようになったのは6月頃でしょうか。

正直福井に帰ってきて自営始めた頃から比べてマイナスからの再スタートですが
ようやく再スタートを切れたとも言えますのでこのまま走り続けたいです。

〇アイドール参加します

9月23日のアイドール大阪、10月16日のアイドール名古屋の両方にディーラー参加します。
2年前の在庫は次に持ち越す!と思って本当に2年後になってしまったのですが
久し振りにディーラー参加が出来て嬉しい限りです。コロナに感染しなければ……

アイドール大阪には手持ち在庫をそのまま、名古屋までは日があるので更に何か作れたらと思っています。

〇VRoidやってます


かわいい!

ここ数年全く動けなかった中で、いつの間にかVRoidが普及していて驚いています。
Vカツが終了してうーん……となっていた所で自分もVRoidを始めてみたのですが
BOOTHでテクスチャ販売などをやっていて時代に取り残された感がありますね。
モデルはよく弄っているのですか、テクスチャを作ろうと考えている所です。
テクスチャも販売出来るようになるといいですね。

〇配信始めました


Twitchで配信をやるようになりました。
ゲーム配信ばかりでほとんど趣味なのですが、曲作り配信とかも始めてみました。
むしろ福井に帰ってきてから曲作りをする余裕が全く無かったので再度勉強という感じです。
あと上のVRoid制作配信もやっています。
コロナで人に会うことも勤め仕事以外ではなかなか無いので喋ってストレス解消的な所もあります。

〇その他作りたいもの、やりたいこと

このサイトでフリーBGMとか公開出来たらと考えている所です。
あと以前作ったレバーレスアケコンの発展版を設計しています。
配信やってて結構アケコン触るようになったので、レバー式の筐体も出来るといいですね。

こんな感じで、まずは近日中にアイドール大阪のアイテムについて
配置やおしながきについて記事を上げる予定です(現在配置待ち)。
改めましてシンクレア民族音楽工房をよろしくお願いします!

コミカルアバンテでFPVRCカー

ふとしたきっかけからRCカーを始めることになりました。

「コミカルアバンテ」という最近発売されたデフォルメサイズのマシンなのですが、組み立ててみて「この中にカメラを仕込んでモニター越しに走らせてみたいな」と。ボディは結構空間があるので色々仕込みやすそうです。

というわけで色々実験。RCは以前少しやっていたのですがイチから組むのは初めてで、電子機器とかは全然なので調べながら進めていきます。

■FPVカメラ

まずはカメラ。やろうとしていることはドローンではポピュラーなことだそうで、「FPV(First Person View:一人称視点)」というそうです。それの陸上版なのですが無線で映像をモニターに飛ばすには電波の周波数の問題が出てきます。ドローンでよく使われる映像用電波は「5GHz帯」という、特別な免許がないと使ってはいけない帯域です。

ということでその帯域でない電波を使うカメラ&モニターのセットを買いました。

京商 2.4GHz FPVシステム KYOSHO オンボードモニター

こちらは2.4GHzの電波で免許不要で使えるものです。とりあえずステアリングのチャンネルを抜いてカメラを入れて、動作に問題なし。ただこのままでは車は真っすぐにしか動きません。

■チャンネル数の確保

元々使っていたRCシステムは2chのものです。前後移動に1ch、ステアリングに1ch。RCカーならこれだけで動くのですが、例えばカメラの電源を確保するには同様のチャンネルとその接続ソケットが必要になります。つまりカメラのチャンネルが足りないわけです。

なのでRCシステムの一部を変えて、プロポと受信機を4chのものにします。今まではステアリングをホイールで回すタイプのプロポでしたけど、次はいかにもプロポなもので「スティックタイプ」というものです。付属の受信機も差し込み口が4個になっています。

これでカメラの電源が確保できたのと、もう一つやりたいことの実験が出来ます。

■カメラの可動

やりたかったのはカメラの可動。単に車載カメラにすればいいんですけど、左右とか上とかカメラが向けたら面白そうだと思い実験です。まずは左右から。

いわゆる首振りですが、これには「サーボモーター」というステアリングにも使われるモーターを使います。スティックを右に倒したら倒した分だけ右に、左も同様に動かすことが出来ます。大体60度位で止まってくれますが調整も可能です。サーボは3Dプリンターで作った台座パーツでRC内に固定します。

ちなみに後で確認したことなのですが、電源分岐のケーブルでカメラも一緒に電源供給が可能です。左右の他に上下に動かすとなると4チャンネル全部が埋まってカメラのチャンネルが無いことになるのですが、上下を入れるのも仕様的には問題なさそうです。2チャンネルでもカメラ固定なら何とかなっていたわけですね。

初期実験のものですけどカメラ自体はこんな感じで左右に動きます。

モニターと一緒に動画を撮ったのがこちら。

■今後の課題

・カメラ録画が出来ない問題の解決

SDカードは認識しているものの録画や撮影が出来ないんです……何かカードのアイコンが点滅したり点滅したまま赤くなったり。GB数で使えなかったりするものもあるのでそういうのでしょうか?どうしようもなかったら問い合わせしようと思います。

・上下のカメラ移動

必要かどうかは何とも言えないのですが、導入するだけしたいと思っています。サーボ買うのもお金が掛かるので収入が出来てからですね。

・マシンの強化と最適化

FPVで走らせると転倒した時に操作者がいないので起こしに行けません。なので転倒しないようにするのと、外で操作する時のための防水など、マシン側にも色々対策が必要です。

ロスト(紛失)の可能性もあるのでGPSやブザーなども仕込みたいですけど、本当に回収不可能になった時のためになるべく予算は少なくしたいですね……。

・HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の導入

やっぱりHMDでやりたいですよね。もしくはモニターをスマホVRモニターみたいに顔に着けるとか……?

・5GHzを使えるようにする

免許を取得してドローン用に売られている5.8GHzのカメラを使えるようにしたいです。必要な免許はアマチュア無線4級だそうで、今本読んで勉強しています。

・ドローン用機材の導入

FPVドローンだとカメラやHMDなどの機材もたくさんあるのでFPVやるなら導入していきたいです。ただRCシステムも陸用ではなく空用になって機材そのものも変わってくるそうなので、また勉強が必要みたいです。いっそドローンも覚えてみた方が良さそうです。

レバーレスアケコンを作ってみた話その②

前回のその①に続いて、設計とか配線とかについて書いていきます。

これは自分が次回アケコンを作る時のアーカイブとして作るものです。情報が変わっていたりすることもあるので、己の力を当てにして作っていきましょう。

■かかった金額

16705円。

安いかどうかは……うーん……HITBOX買うよりは安いけどという感じです。

あとはいわゆるハッキング、ゲームパッドの基板を利用した「乗っ取り」を使うと材料費自体は安くなりそうですね。今のコントローラーって内部が細かいし立体構造なので個人的にはやりたくないです。

ちなみにこの価格、念のため買ったファストン端子とか短かったM3x10六角スペーサーとか実は2時間掛かってるレーザーカット代(別の材料を加工していた)とかは無視しています。あと送料も入れてないです。

〇安くするためには?

・コントロール基板を変える

価格の半分をBrooks AFBが占めているので、これを他のマイコンやゲームパッド基板にすれば結構安くなると思います。

AFBを別のものにするというのは性能の操作時の遅延だとか作業性とかいろんなものが絡んでくるので、そういったものも含めて要検討ですけど。

地元のマルツさんにマイコンを買いに行った時はこういった製品を見つけて、アケコン作るには十分なんじゃないかなと思います。お値段4380円、ねじレスの端子台付きというのが嬉しいです。

ADRVBRB REVIVE USB MICROマトリクスブレイクアウトボード

個人利用のみ可ということで、作ったアケコンがどういった方向性に展開するか不明だったので今回は見送りました。完全自分用面白HIDを作りたい場合は使ってみたいなと思います。今年はNT鯖江に出たいのでその時合わせでも良さそうですね。

・ハーネス類の自作

FIGHTING BOARD CABLE:1680円

Brook HIT BOX CABLE:450円

合計2130円。既に電子工作やっててコードとかファストン端子とかたくさんあるという場合はこちらの方がいいのかも。AFBを使うならネジ式端子台があってファストン端子も節約できますし、作例を見る限りネジ式端子台使ってる人の方が多いみたいですね。

マルツさんではメス10個入りで160円。ボタン18個×2端子で36個必要なので4パック→640円になります。ケーブルはピンキリですけど、よくある赤黒のものはメーター売りで70円とかですよね。もちろんファストン端子無しではんだ付けもアリです。

問題は圧着工具で、これが1000円とか2000円とかするので1個分ならハーネス買うのが安いです。2個以上作るなら工具使った方が安くなりますね。ただし人件費抜きです。

・筐体設計の見直し

今回アクリル板2枚&自作の支柱で賄いました。712円のアクリル板2枚と1時間710円の加工量で2132円と結構な額になります。あとネジも減らせば減らすほど安くなりますし組立の時間も短くなります。段ボールアケコンとか密閉容器アケコンとか見かけますし、この辺安くするならエクストリームですよね……??

実用的なものを考えるなら、例えばMDF(木屑を接着剤で固めたもの)のボードが300円足らずで売っていて、厚さ2.5㎜で十分天板と底板と背板を賄える量を確保できます。それから前板と側板は厚さ10㎜のパイン材が幅60㎜とかで安く買えます。ボタンの都合上3.7㎜を超える板が使えないのですが、要は箱を作ればいいので何とかなりそうです。

なおその場合、丸穴を自分で開ける必要があります。ホールソーという丸穴を開ける工具は高く、コンパスカッターを使うという手もありますけど、正直どちらも加工は大変だと思ってください。デジファブ最高!

・操作に不要なボタンを小型スイッチにする

今回背面のボタンを操作ボタンと同じものにしましたけど、別にどんなボタンを使っても構わないわけです。168円のボタン×6=1008円、これを20円のタクトスイッチにすれば120円になります。

背板に厚さ2.5㎜のMDFボードを使わなくて済むのであればより強度の大きい筐体を作れそうですね。レイアウトは再考しないといけませんけど。

■大変だった箇所と対策

〇ハーネス類の接続

まずは何をどこに取り付けるのか、という話。

・AFB付属のハーネス(10ピン対4ピン&6ピン)

これはサイトに書いてあるので大丈夫かも。10ピンが背面パネル(「Breakout Board」って名前らしいです)へ、4ピンと6ピンのコネクタ(現状白い取り付け部)は基板のJ1-1、J11-1へそれぞれ取り付けます。基板上USBコネクタのすぐ近くですね

・Fighting Board Cableの20ピンハーネス

黒くて大きいコネクタとファストン端子がたくさん繋がっているという両端になったハーネスです。

黒い方はJ4という場所に繋げるのですが、180度クルっと回しても付いてしまうんですね。20ピンは10ピンが2列になっているんですけど、「何もケーブルが入っていない方」がネジ穴に近い方になります。一番端っこが黒い方がネジ穴の方と言ってもいいですね。黒い線がいわゆるグランド線になり、いずれかのグランド線は全てのボタンに接続されます。

あくまでオマケですけど、ボタンに各色の線と数珠つなぎの黒い線が1個ずつ付いています。こんな感じで差し込むだけで接続できるようになっています。アーケード筐体なんかでボタンが壊れた時はんだ付けとかせずに、抜き差しで対応できるようになってるんですね。

20ピンハーネス、次の4ピンハーネスのレイアウトは以下の通りです。ケーブル色に関しては今後変わる可能性もあるので参考までに。

・Fighting Board Cableの4ピンハーネス

消去法で考えると取り付け可能な場所は2つあって、黒いハーネスの隣の5ピン(J2)、4ピン(J10)、4ピン(J7)と並んでいるコネクタの4ピンのどちらかですね。

真ん中のJ10エリアにこの4ピンハーネスを付けます。機能としてはL3ボタンとR3ボタン、それからタッチパッドボタン、あとはグランドです。個人的にはL3R3はあった方がいいんだろうなと思って付けています。無くてもいいなら別に付けなくてもいいでしょう。

ちなみにJ7エリアはターボスイッチ(いわゆる連射)を扱うエリアで、LEDを付ける場所になるそうです。

・HITBOX Cableの5ピンハーネス

これはノーヒントでした!

結論だけ書くとFighting Board Cableの方向キーに関わる5ピンコネクタと接続します。元々ジョイスティックが5ピンハーネスになっていて、それを接続するためのものをこの5ピンハーネスで置き換えるという感じです。ケーブル色はFighting Board Cableと同じです。

上:オレンジ

下:赤

左:黄色

右:黄緑

黒:グランド になります。

〇AFBの寸法、パネルの穴位置

大事なのは基板の外形寸法、穴寸法、あとはどこに配置するかです。今回結構出たとこ勝負で設計してしまったのでこういった所は現合が必要だなと改めて感じています。下に参考値を載せますけど、きちんと確認しましょう……。

・AFBの寸法

ピッチノギスは手元にないのでかなり適当です。単位はmm。一般的な基板同様厚さは1.6㎜、角RはR5程度。

・Breakout Boardの寸法、逃げ穴

こちらも単位はmm。数値は何か0.25単位で出ていますけど、現地修正をした時の値をそのまま入れています。R2.25もR3.75もBreakout Boardの挿入に影響はないので無理のない範囲で変えてしまえばいいと思います。

元々のパネルの図面はwebにあるので、それと現物を参考にすればいいと思います。

■やっておくべきこと

・SOCD問題の解決

レバーレスコントローラーはその性質上、左と右だとか上と下だとか何なら上と下と右と左とかを同時に押すことが出来ます。これに関わる問題の話で昨年レバーレスが俄かに話題になったんですけど、反対方向のボタンが同時に押されている時に

・ニュートラル(何も押されていない)

・後着優先でどちらかが離されたらもう一方が押された状態になる

という挙動があります。この辺りはSOCD(Simultaneous Opposite Cardinal Direction;同時に反対の向き、的な意味)で調べてみたら分かると思うのですが、諸々省いて前者で慣れておくほうが望ましいようです。ちなみに自分もこれをやり忘れて格ゲーやって後者の挙動になっていたので調べて前者のニュートラルになる挙動にしました。

2つ並んでいる黒いジャンパピンの内左側、折れていない方のジャンパピンがSOCD関連になります。ということでAFBの中にセットで入っていたジャンパピンを差し込みます。これだけでOK!

これはスイッチで置き換えればアケコン上で切り替えも可能ですね。

ということで、また落ち着いたら2個目作ってみたいなーと思います。