杖作り作業しています&木材価格高騰のおはなし


次回アイドール名古屋合わせのために杖を作っています。やることはシンプルで、切る!削る!といった感じなのですが、シンプルゆえに作業の簡略も出来ず切る削るをやって乗り切るしかありません。
写真の状態が外形抜きをした状態。これは糸のこでガーっと切ります。ただガーっと切るにしてもむき出しの刃物を目の前にして作業するので結構疲れます。やっぱり集中して切断する部分を見てしまっているのでしょう。アイドール名古屋が終わったら改めてたくさん作るつもりなのですが先が思いやられます。

さて近年の世界情勢の中で木材価格が高騰しているという話を聞いたことがある方もいらっしゃると思うのですが、このドール杖も実際例外では無く、次回の木材注文から価格高騰の影響を受けてしまいます。
今回使ったものは以前からあったものの余りなのでアイドール名古屋ではこれまでの価格と同じで販売する予定ですが、その次にBOOTHで販売するものが価格上乗せになってしまうかもしれません。何とか価格上昇も最小限に抑えたいのですが、価格にして約1.3倍以上という驚きの数字なので果たしてどうなるか……といった感じです。

削るのも結構な時間がかかるので平日夜なんかにちまちまと作業していかないと間に合いません。持ち込みなら前日まで作業出来るのですが宅配で搬入したいので多分開催日の1週間前位が締切かな……?

アルゴファイル アルティマ5 AR105 レビュー

先日(2019年5月)の静岡ホビーショーで先行販売の様子がTwitterに流れていて、借金してでも買う……!!!と思っていたんですがかなり早く届きました!

■これは何?

削り作業用の電動工具で、言ってみれば「電動ストロークサンダー」です。コンセントから電源を取り、スイッチを入れると先端が3㎜量で振幅します。その先端にサンドペーパー付のビットを付けることで電動サンダーとして使用する製品です。1,000~最大5,000SPMのスピードで動作するとのことです。

なおΦ2.35&Φ3.0のチャック付きで、同径の軸の彫刻刀を使えば小型電動ノミとしても使用できるそうです。他にも一般的なリューター用軸付砥石などを使って穴部分の削りなんかも出来るようになっていて、付属品としてダイヤモンドビットが2種入っています。

他にもいろんなアタッチメントに加えて粘着剤付きの#240サンドペーパーが付属しています。はさみやカッターがあれば買って電源を入れてすぐに作業出来ます。

■使い勝手について

まずは軽くて作業の負担にならないこと、先端をワークに当てても力が減衰しないパワーが使いやすいです。重量バランスも特別先端やお尻に偏っていなくて扱いやすくなっています。形状は左右対称になっているため、左右両方の手で使えます。

スイッチはロータリー式になっていて最後まで回すとカチっと鳴って電源OFF、スイッチはお尻部分についています。位置が独特でちょっと取り回しがしづらいという意見もありますが、個人的にはよく間違えて電源OFFにしようとする時に回転数を上げてしまいます。どっちがどっちになるか書いておこう……。

個人的な気になる点としては電源のコネクタがミニジャック形状になっていて、お尻部分を持っていたら外れてしまうということが何度かありました。

■振動、音について

振動はアルティマ5を持っている利き手もワークを持っている左手もそれなりに来ます。やっている時間や握る強さにもよりますが、この作業をした後に楽器演奏すると失敗するだろうなーという感じ(めっちゃ主観的です)。休みながら作業しましょう。

音は、あんまりスピードを上げないとそこまで気にならないのですが、最大まで上げると多分深夜にやると家族に怒られるかなという感じです。これは電動工具の宿命です。

■実際3Dプリンタ―造形品に使える?

造形品に対してのアプローチ(どういう作業か)はいくつかあるのですが、付属の#240ペーパーで見ると

・単純なバリ取り(サポート除去とか)→余裕

・PLAの積層消し→完全に取るのは難しいor何度もペーパー交換が必要

と思います。削りのみで積層消しをするなら個人的にはアルティマ5を使って段差を均した後にセラミックナイフを使うとやり易いかなーと。

それに対して

・パテ、サフ後の磨き→水砥ぎでスポンジペーパーを使うと最強!!!!

で、多分磨きにおける作業性の改善がものすごいです。めちゃくちゃすごいですテカテカです!!!!!

この点はどちらかと言えばペーパーや両面テープの性能に依存します。例えば定番のキュービトロンを使ってみましたが、意外とキュービトロンって滑り易くてシリコンカーバイド系のものの方が使いやすいけど交換の手間考えるとキュービトロンを使いたいなとか。この辺りはまだまだ検証が必要です。

他にも水砥ぎやってみましたけど本体は防水性能は無いそうなのでその辺りも要注意です。あと細かい番手を使う場合振動によるムラが出るかもしれないので、振動吸収のためにもスポンジ素材や厚い両面テープなどを使った方がいいのかなーとか考えている所です。

■そのほか

ビットを3Dプリンタ―で作れば作業もっと良くならない……??って考えています。FDMだとどうしてもZ軸方向が脆くなるので要検証ですけど、コネクタ形状は割と分かりやすいので何かできないかなと。アルゴファイルさんもビット別売りを検討しているそうなので出たら購入しようと思っています。


先週とか毎日3Dプリンタ―造形品の磨きやパテ埋めをしていて、これがあったら相当な時短になっていただろうなあと思っています。時短は正義です。これからきっと大活躍だと思います!

3Dプリンター クホリア届きました!

遂に我が家にも3Dプリンターが導入されました!どんどん作るよ!

今回購入したクホリアは熱で柔らかくなるプラスチックを溶かして形を作っていくタイプですが、その中でも造形の精度がものすごく高いモデルです。表面が高精細になると作業性が良くなり、造形品を製品にするにしても複製の原型にするにしてもどちらでもメリットが大きいです。
ただ、安いモデルが今なら10万円弱で買えるところ30万円オーバーというかなり高額な3Dプリンターです。自分も銀行さんからの融資で購入しています。きっちり売ってきっちりお金返さないと……。

材料はPLA(ポリ乳酸)やABSの他、使える樹脂がいろいろあるようです。基本的にはPLAかABS、個人的には削ったりするのにやりやすいABSが好みです。

元々3Dプリンターを用いて、ドール用アイテムを作っていくというよていでした。というわけでまずはオーソドックスな西洋剣を。

剣は刀身、鍔、グリップの3パーツ。鞘はいわゆるモナカ(2枚貼り合わせ)の2パーツです。こっちは嵌め合わせが難しいのでちょっと形状考え直さないといけないですね。

40㎝ドールに装備させるとこんな感じです。吊り輪は最終的に革か鎖かにしたいですけど、とりあえず手元にあった丈夫なニット糸を。

きちんと抜くことも出来ます。これを次のイベントに、旅人の服的なファンタジー衣装と合わせて販売したいなって思っている所です。動作不良起こさなければいいんですけど!
色はまだ付けていませんけど、着ている服と合わせてファンタジー感出てるかな?と思います。背景がファンタジーじゃないですけど。

こんな感じでドールアイテム色々作りたいですね。特に楽器を作りたくて、以前から手で作っているケンハモとかギターとかをきちんと造形したいと思っています。