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3Dプリンター クホリア届きました!

遂に我が家にも3Dプリンターが導入されました!どんどん作るよ!

今回購入したクホリアは熱で柔らかくなるプラスチックを溶かして形を作っていくタイプですが、その中でも造形の精度がものすごく高いモデルです。表面が高精細になると作業性が良くなり、造形品を製品にするにしても複製の原型にするにしてもどちらでもメリットが大きいです。
ただ、安いモデルが今なら10万円弱で買えるところ30万円オーバーというかなり高額な3Dプリンターです。自分も銀行さんからの融資で購入しています。きっちり売ってきっちりお金返さないと……。

材料はPLA(ポリ乳酸)やABSの他、使える樹脂がいろいろあるようです。基本的にはPLAかABS、個人的には削ったりするのにやりやすいABSが好みです。

元々3Dプリンターを用いて、ドール用アイテムを作っていくというよていでした。というわけでまずはオーソドックスな西洋剣を。

剣は刀身、鍔、グリップの3パーツ。鞘はいわゆるモナカ(2枚貼り合わせ)の2パーツです。こっちは嵌め合わせが難しいのでちょっと形状考え直さないといけないですね。

40㎝ドールに装備させるとこんな感じです。吊り輪は最終的に革か鎖かにしたいですけど、とりあえず手元にあった丈夫なニット糸を。

きちんと抜くことも出来ます。これを次のイベントに、旅人の服的なファンタジー衣装と合わせて販売したいなって思っている所です。動作不良起こさなければいいんですけど!
色はまだ付けていませんけど、着ている服と合わせてファンタジー感出てるかな?と思います。背景がファンタジーじゃないですけど。

こんな感じでドールアイテム色々作りたいですね。特に楽器を作りたくて、以前から手で作っているケンハモとかギターとかをきちんと造形したいと思っています。

最近話題のハンドメイド作品とお金の話

そりゃあ誰だって高く売りたいし安く買いたいです。商いの基本です。皆ドラクエ4やったじゃん?
この「作品(というか作ったもの、「製品」と呼ぶことにします)と値段の問題」というのは定期的に出るものなのですが、仕事で作品作りをやる者の端くれとして、自分どうやってたっけというのを思い出すための備忘録として書いています。主に前職の製品設計開発業務の経験をベースにしています。

■原価

「自分がそれを製品として完成させるために必要な全ての値段の合計」です。その中には

・原材料費(買ってきた生地やパーツ、接着剤や糸なども含まれます。他にもパッケージ資材とか)
・設備工具費(各種工具だとかミシンだとか、それを作るのに必要な道具、機械全ての費用です)
・ランニングコスト(主に光熱費、3Dプリンターなど電気代がかかるものも)
・建物を借りていればその建物の値段など
・開発や製造のための人件費
・イベントに行って売るなら参加費や交通費も。版権物なら版権料も

といったものが入ってきます。原材料費=原価では無いです!
算出方法ですが、生地や糸なら総量の値段から必要な長さを割るとか、設備費だったら何個売ることでペイするか、といったことを考えて計算します。
設備費は度外視して、利益から引いていくという考え方もあります。ランニングコストは他の費用のパーセント掛けというのもありますね。

問題はこの中の人件費で、例えばその地域の最低賃金とか1時間当たり1,000円とか、いろんな決め方があります。ともかく、人件費は原価に含まれます。
ただ銀行さんで伺った所、自営業の場合事業主の場合人件費は掛からないものとして計算するとのことでした。自営の場合人件費は基本的に人を雇う場合に使うようです。

■利益

この原価を基に利益を入れて、原価+利益を販売価格とします。
これも人によって様々で、原価と同額を利益にする(利益率50%)とか、同様の品物の相場に合わせるとか(同人CDなら5曲500円とかそういうのです)色々あります。
自営の場合別の方法として、多めの金額を利益込みの原価とというものがするあるそうです。利益込みの原価を自営業なら例えば7,000円/時間というもので(特にサービス業で7,000円/時間という値段になってくるそうです)、製造だとどうなるのかなと思うことはあるのですが案としてはありだと思います。

■値段を安くする方法

これは発想としてはシンプルで、

・利益など完全無視で値段を下げる
・設備投資や簡単に作れる方法を編み出すなどの工夫をする
・原材料費や人件費を安くする

などの方法があります。

単純に値段を下げるというのは、材料費以外頂かないという趣味でやっている方はそうやっている方もいます。ですけどそれで人生舵取りしている人もいるので、「あそこはあれだけ安いのにこっちはこんなに高いの!」みたいなのはご勘弁願いたいです。

ベストなのは設備投資、アイデアによる価格下げでしょう。これなら他との差別化が出来ることはもちろん、既に販売しているものなら同額で販売して原価を下げて利益を上げることが出来ます。他にも一度に同じものをたくさん作るとスピードが上がって製造のための人件費が上がり、結果として原価は下がります。

各種費用を安くするというのは、日本あるいは世界の製造業で多くされてきたことです。大都市のメーカーが地方に工場を建てるのも中国や東南アジアなどに製造拠点を移すのも、結局は原価を下げるためです。東京の最低時給が1,000円、福井が800円となると、ざっくり計算な上運送費抜きですが福井だと東京の20%引きの人件費で同じ仕事が出来ることになります。

■会社で働きながら作っていた同人CDの例

〇材料費 合計90円/枚

・CD-R:4,000円/100枚→40円/枚
・ジャケット(A4フライヤーを加工):4,000円/100枚→40円/枚
・不織布:400円/100枚→4円/枚
・外装袋:600円/100枚→6円/枚
※盤面印刷費はいつも無視していました(生活に使っているものの流用のため)

〇組立人件費 20円/枚

100枚で2時間、時給1,000円として100枚を2,000円→20円/枚

〇開発費 43,000円

・1曲8時間、時給1,000円として8,000円→5曲で40,000円
・ジャケット作成3時間、時給1,000円として3,000円

単純な製造原価は90円+20円+(43,000円/総販売枚数)になります。
100枚なら540円/枚になりますが、500円で売っていたら赤字ですね。
実際は交通費とか参加費も含まれますのでさらに赤字が膨らみますが、仕事やりながらの同人ならこれでいいやと思っていました。実際には人件費を無視して材料費と交通費、即売会参加費をペイできればOKと考えていましたね。

先日同人音楽を縮小するという話をしたのは、生活をするのがこれではいけないと思ったからです。生き延びるためには利益を出さねばならず、現状と同じでは利益どころか赤字というのが現状です。100円/曲って改めて破綻しているんだなと感じています。

お金の計算は時々心が折れそうになりますが、おろそかにすると生活が出来なくなってしまいます。仕事をするようになると算盤弾くのも楽しいものですけど……。

■結局何を買ってもらうの?という話

ただよく言われることですが、やっぱり単純な等価交換ではなく「価値を買って頂く」ということなので、値段如何問わず気に入ったから買ってくれるというのが一番嬉しいですね。うちのこよそのこ服作り頑張ろう……。

作業部屋作っています


昨日届いた職業用ミシン、SL-700EXとロックミシンを並べて作業したいなと思って。こうやって出しっぱなしにしておくと使う気になるかなーっていう期待を込めて。やっぱりロックミシンは色々大変です。

作業部屋は元々姉の部屋で、本当は自分の寝室を作業部屋にしようと思ったのですが荷物の量から結局空いている部屋を作業部屋にすることにしました。3面に押し入れ、もう1面に窓というテーブル壁付けにおいては条件が良くない部屋なのですが、こればかりはどうしようもないというか……。テーブルにキャスター付けたいですね。

あと必要なものといえばアイロン作業のためのアイロン台とか裁断用のテーブルとかなのですが、もうこの時点で常設できるものは限界です。アイロン台はともかく、裁断は折り畳みテーブルを使って別に作業することになるのではないかと考えています。

今日は日曜でしたがあまり作業は出来なかったので、ここから巻き返して行かないと……!まずはMDD用の衣装を作るのが目標です。

職業用ミシン JUKI SL-700EX届きました!


遂に届きました職業用ミシン!縫って縫って縫いまくるよ!!

モデルはJUKIさんのSL-700EX。高級モデルです。合わせて専用テーブルも購入しました。
ということで届いた時の様子を。

こんな感じでミシン1箱と、テーブルの天板、テーブルの脚という3箱で届きました。重くて大きい。テーブルの天板がかなりの重量でした。

そして開梱して組立。引き出しを外さないとネジ留めが出来ないのですがどうやって引き出しのストッパー外すのーーー!と思ったらストッパーはネジになっていて左回しで外すことが出来ました。ちなみに説明書も引き出しの中に。

テーブルは組み立てたらこんな感じ。ミシンがピッタリ入る窓が付けられていて、膝で押さえの上げ下げが出来るレバーなどもそのまま取り付けることが出来ます。もちろんケーブルの逃げ穴も確保。専用設計。

ミシンの方もパーツチェックして、ボビンを巻いてから下糸を付け、説明書通りに上糸を引っかけていきます。

問題ないかチェックして、縫えるかどうかのチェックまでやったのが今日の作業。届いたのが20時だったので出来たことは限られました。縫える所まで行けただけでも十分かな?と思っています。

簡単に縫ってみての感想ですが、やっぱり家庭用ミシンとは違った安定感のようなものがあります。スピードも速いですし、縫うものによって押さえ圧を変えることが出来るのも便利です。縫い速度の他にも自動糸切りや膝で押さえを上げるといった機能もスピードアップに貢献すると思います。

押さえも少ない時間の中で色々試してみて、他の押さえも色々試してみたいです。特にギャザー押さえと地縫いの片側だけギャザーになる押さえがあるとのことでドール服だとあって便利なアイテムになると思います。
あと三巻押さえも元々あるものの他にアタッチメントを付けて使うものがあるそうで、高いけどそれも導入してみたいなーって思っています。とにかく導入したばかりなのでこれら使って慣れていかないといけないですね!

コミックマーケット95、当選しました!

配置は

日曜日(12/30)
東地区“ス”ブロック-16a
「シンクレア民族音楽工房」

です!

文字大きくしてみました。

前回やむを得ず欠席させていただいたのですが、その時の事情が「雇用保険の待機期間の7日間で、その時期は一切の収入を得てはいけない」という理由でした。すごく最悪なタイミングで雇用保険申請をしてしまったんですね。
きちんと規定通り準備会へ前回のチケット他と欠席の理由を書いた書状を送ったのですが、今回当選したということで理由としては認められたのかなとホッとしています。

次回は何とVTuberで申し込んでしまったので、もうやり遂げないといけませんね!いつものケンハモをうちのこに演奏してもらうという内容で、今回は動画コンテンツが出来ればと思っています。無理ならCD。他のイベントもありますけど何とか間に合わせたいですね。