黒本と、自分のやっている音楽の話

買っちゃいましたよ黒本!
「黒本」というのは「ジャズ・スタンダード・バイブル」というジャズのスタンダード曲集で、今回買ったものは「モバイル版」という小さいリング綴じのもの。荷物は少なくしたい……。

ジャズと一口に言っても実際にはいろんな曲が演奏されます。アメリカのヒット曲だったり映画音楽だったりオリジナルだったり。既に知っている曲(ただしジャズとしては聴いたことが無い)も割とあって、完全に暗中模索というわけではないようです。
それでページめくっていて「Alice in Wonderland」ってタイトルの曲があって「メルヘンなタイトルだな」と思ったら本当にディズニーのアニメ「不思議の国のアリス」だったと。
え、つまりアニメ曲をジャズに持ってきたってこと?と思ったんですが、よく考えれば「星に願いを」もピノキオだし「虹の彼方に」もオズの魔法使いでしたっけあとで調べたら白雪姫をマイルス・デイヴィスが演奏しているそうです。

要はジャズスタンダードというのは、かつて誰かが「この曲やろうぜー」と持ち寄って演奏したものが時代を経てスタンダードとなったということなのでしょう。普段我々が「あの曲いいよね。やろうぜー」と言っているのとひょっとしたらあまり変わらないのかもしれません。

「不思議の国のアリス」の譜面見ててコードネームあるし両手弾き行けそうと思って練習していたのですが、自分の作る音楽ってこういった傾向の曲だなと改めて感じました。
実際シーンミュージック出身ですし、その中でもメルヘン音楽っぽいのをよく作るので、割とルーツに近い音楽なのかなと。
いつもどんな曲作ってる?って聞かれたら「昔のディズニー映画みたいなやつ作っています」って答えましょう。あとジャズの人には「不思議の国のアリスっぽいの」って言えばある程度伝わるはず!ありがとうジャズ!