鍵盤ハーモニカのレンタルサービス検討中

というのを、ケンハモサイトが立ち上がったらやろうかと検討中です。
レンタル需要というのがどこまであるかは不明ですが、
・調律の具合がどのような感じか確認したい(特に両手弾き用)
・他モデルの音や使い勝手を試してみたい
・本番のためのサブ機が必要、本番直前にリード折れを起こした
・小物楽器として録音に使用したいが購入するのは高いのでレンタルしたい

といったニーズに対応できるようになると思います。レンタル品はきちんと調律と検品をしてお渡しします。

といっても自分の楽器は現在進行形で使っていたり何らかの形で弄ってしまっていたりするので、例えばいつも使っているW-37の貸し出しとかは無理っぽいですけど。
基本的にスズキ製品をメインで使っているので、その他のメーカーのものは余っていたりします。廃番品のメロディカピアノ36やピアニー370Mなんかが目玉でしょうか?あと最新のP-37Eも出せると思います。
他にも純正律でチューニングしたM-32Cとかあるので、そういうのを試してみてもらうのは面白いかもしれません。

レンタル料は1週間2,000円程度が妥当かなと思います。どこが起算日でどこが終了日かという問題もありますけど。
問題は盗難で、あんまり貴重品だとそのまま言い訳を付けられて盗まれるという可能性もある(というかどんな分野でも同じ話を聞きます)ので、そういうものの対策をどうするかといったところです。きちんと約款を設けないといけないなというのが正直な所です。

とは言え出来れば気軽に借りて頂きたいなというのが正直な気持ちです。サービスが開始されたらこちらも調律サービスと合わせてご検討いただきたいです。

鍵盤ハーモニカの調律サービス

現在鍵盤ハーモニカ専門サイトの設立に着手しています。以前取得したドメインをこのサイトと同じサーバーに移行する手続きが昨日完了して、まずは設定関係をやっているところです。
サイト名は「ポール・ナカオの鍵盤ハーモニカ工房」(まだ仮ですけど)、ドメインは「kenban-harmonica.jp」になります。この記事を書いている時点では、URLにアクセスするとこのサイトと同じものを閲覧する状態になっています。別にサーバーを借りるかマルチサイトにするかは検討中です。同サーバーにて別サイトを運営することにしました。現状旧サイトのケンハモコンテンツが閲覧できる状態になっています。

さて、大方予想をしていた人も多いとは思うのですが、ケンハモ専門サイトを立ち上げたら調律サービスを受けようと思っています。今の所構想が7割ほど終わった所です。

●個体条件

1.36鍵以上の鍵盤ハーモニカ
2.メーカー不問。また現行品、生産終了品を問わない
3.全ての音が問題なく発音し、A=442Hz時に-25cent以下になっていない

基本的に大人向けということで、36鍵以上とさせてもらう予定です。もちろんキー数の少ないものも可能ではあるのですが、キー数の少ないモデルの方が難しい面もあることから価格は36鍵以上のものと同じになると思いますし、メーカーの方が安いです。バス他に関しても同様の事情です。メーカーやモデルについては全て不問です。

一番の問題はリード折れの対応が出来ないことです。なのである程度ピッチの下がっているものは近い将来リード折れが起きるものとし、過去の経験からそのボーダーを-25centとして調律を実施するかどうかを判断します。-25centより低い音がある場合は「近い将来折れると思いますが調律しますか?」と伺いを立てて、それでも実施するかそのまま返送するかという選択を取ってもらうことになるでしょう。

折れて鳴らなくなった箇所のある楽器を個人で対応出来ることといえば、リードプレートそのものを交換することのみです。サービスパーツとして在庫が出来るといいのですが、ここは事業が安定してからかなと思っています。プロ用となると高いので……。

●作業工程と料金

作業内容としては
・外観と息もれのチェック
・ピッチとレスポンスのチェック
・分解して内部チェックと汚れの清掃
・調律、オクターブ調整
・検品、外観部の清掃

という感じです。
調律内容で料金を分け、これは3コースを考えています。全て送料別で、依頼者様負担でお願いします。
なおこの価格は変わる可能性もあります。ご了承ください(実際この値段はキツキツです)。

1.基本コース:¥3,000-
メーカー修理と同等です。ちなみにスズキの教育モデルは1,000円、プロモデルは2,000円が基本料金なのでそれよりは高く設定しています。
2.アドバンスコース:¥3,500-
基本コースを行った後にもっと進んだ調整を行います。片手で吹いた時同時に使われるオクターブや5度での波動(うなり)を極力無くす、という方針です。
3.両手弾きコース:¥4,500-
基本コース、アドバンスコースの内容に加え、両手弾きで低い音と高い音を同時に吹いた時の波動(うなり)を無くすように調整していきます。

という3コースです。ケンハモ調律の肝は単純な調律(各音0centに近づける)より全体のバランス調整の方が重要でかつ大変な作業です。これはケンハモサイトが完成してから記事にしようと思っていますが、この調整のやり方で工程=価格が変わると思っていただいて差し支えありません。

価格自体はメーカー修理に比べると高めになっています(スズキのプロモデルだと2,000円~3,000円)。これは工程から見てどうしてもこの値段にならざるを得ないという事情です。なお両手弾きコースは本当は6,000円位は余裕で掛かる工程になるのですが、これは自分の勉強や経験値のために安くしています。アドバンスコースも4,500円位掛かると思います。

基本的に調律がメインですが、レスポンス調整については全体の中のいくつかが他に比べておかしい程度なら同料金で対応します。全体のピッチを変えて欲しいとか、全体のレスポンスを変えて欲しいという依頼だとプラスいくらという感じになるでしょう。ここはもう少し検討です。

●支払方法

可能ならクレジットカードで決済できればと思っています。あとはインターネットバンキング。決済スピードは重要なのでここは死守したいです。
その他納期ですが、シーズンや混み具合にもよりますが1週間でお返しの手続きに入るようにしようと考えています。
個人のメリットは、モデルのメーカーにとらわれないことや、あまり良くないことですけど土日対応も可能だとか運用が柔軟な点にあるのかなと考えています。決済方法しかり。
生産終了品のレストアというのも出来るといいのですが、これはもう少し後の話になるでしょうか。

こんな感じでプランを練っています。実施時期はサイト開設後ですが、今月中に受付開始できればと考えています。開始の際はぜひご検討ください!

私、開業します!


福井に帰って就職しようとしていたのですが、色々悩んだ結果個人事業主として開業することにしました。これからは今まで同人活動やディーラー活動としてやっていたことをベースに事業をやっていくことにします。

決めたのは先日行われたGWCが終わって帰りの電車に乗っていた時だったのですが、それまでは同人活動やディーラー活動を働きながらやろうと思っていました。
今までも一応活動で収入は出来ていたし個人事業主として働くこと自体は可能ではあると思っていましたし「出来ればいつかやってみたいな、定年まで活動していたら」位に漠然と考えていたのですが、前職や今までの職業キャリアを福井で生かせそうにないしどうしたものかと考えていました。

結局の所、「ここで仕事をしようと思った」に尽きるのかなと。夢と現実が交錯する「コンテンツ」という世界で今までのキャリアや能力を活かして仕事を続けられたらいいなと思ったのが、最終的に個人事業主になると決めた理由となりました。

現在は開業のために書類を作っているところです。特に事業計画書が難しくて、ケンハモと同人音楽とドールとの繋がりをどう説明しようかという部分で頭を悩ませています。あと開業届と一緒に出す青色申告の申請書……。

ロックミシンの発掘に成功

実家にロックミシンがあって、フットスイッチがずっと見つからなくて今日ようやく見つけてきました。

ロックミシンというのは、ざっくり言えば「縁を綺麗に処理する」ためのミシンです。通常のミシンはスイッチを踏むと針が上下するのですが、それと一緒に刃物が動いて布を切断しながら、複数本の糸で端面のほつれ止め縫いするというミシンになります。


針の手前、押さえの側面にネジで止められた金属板のようなものがあって、これが刃物です。針と連動して布をザクザク切ってくれます。

 

 

縫った後の布はこんな感じです。ジーンズとかニットの服でこういった感じの縫い目を見たことがあると思います。基本的には、こういう処理をするためのミシンです。自分はやったことはないですが、フリルを作るとかもできるそうです。

高校の家庭科でエプロンを作ることがあったのですが、その時使うことがあって「裁ちながら縁を処理する」というのにメカ好きのハートをガッツリ持って行かれた覚えがあります。これを使えば今までのものすごく時間のかかっていた裁ちかがりなどの作業が早くなるはずなんですけど。
モデルはJUKIのMO-03Dという1本針3本糸のモデル。メーカーには説明書のPDFファイルがあったので見ながら使ってみます。前回のDDdyメイド服で使うならまずはエプロン、あとは余裕があればワンピの各パーツの端面処理でしょうか?

押さえを覚えないとなあ……

いつもミシンは蛇の目ミシンさんの「ジャスミン F5100」というモデルを使っています。いわゆるコンピューターミシンで、前職に入社した1年目の2回目の賞与でトーカイさん系列の手芸店で買ったものです。使ってから12年目ですね。
普通に直線縫いの他、ドール服を作るのでは自動で止め縫いをやってくれる機能が便利です。引き裂きに対する強度が必要な時は3重縫いだとかジグザグミシンやほつれ止めのための裁ちかがりなど、ボタンで設定をいじって使うタイプの家庭用ミシンです。

ミシンには「押さえ」という部品があります。生地を台と挟んで縫い込むためのパーツなのですが、例えばジグザグミシンや裁ちかがり用とか、他にもボタンホール付け用やファスナー用というものもあります。
今まで結構基本押さえでいろんなことをしていたのですが、必要な工程は適した押さえを使わないといけないなというのが最近の反省でした。やっぱり専用の押さえを使った方が早いし、綺麗にするための精神力消費が少ないんですね。


それなら買いそろえようということで買いました。まずは三つ巻き押さえ。前回の衣装だとサーキュラースカートの縁の処理が長距離で大変だったのですが、それを簡略化しようと思って導入しました。

各メーカーこうやってミシンの押さえを別売りしているのですが、Amazonなんかで見るとサードパーティー製のものもあるようでそれって本当に使えるのかとちょっと考えています。


実際まだきちんとした使い方が分からず、縫いはじめをどうすればいいかがうまくつかめないのですが、これだけで簡単に4mmや6mmの三つ巻きが出来るようになります。ガーって縫うだけで巻いてくれるのは便利です。これもっと使えるようになろう……。

 

他にもフリルを作るのに便利らしいギャザー押さえとか、いろいろ導入したいものが多いです。やっぱり道具の使い方は勉強だなと改めて感じています。